日本初上映
『大河の抱擁』
EMBRACE OF THE SERPENT
― 探検家と先住民がアマゾンの深部へ漕ぎ出した— 2015年カンヌ監督週間最高賞受賞の衝撃作 ―

『大河の抱擁』

監 督:チロ・ゲーラ

出 演:ヤン・ベイヴート、ブリオン・デイビス、アントニオ・ボリバル・サルバドール、ニルビオ・トレス


制作国:コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン

制作年:2015

時 間:125min

海外配給 :FILMS BOUTIQUE

あらすじ

部族で最後の生き残りとなったアマゾンのシャーマン(呪術者)・カラマカテは、他者との接触を拒み、アマゾンの奥深くで独り暮らしていた。数十年に及ぶ孤独からカラマカテは記憶や感情を失い、空っぽの人間となってしまっていた。しかし、聖なる樹木・ヤクルナの調査のためアマゾンにやってきたアメリカ人の植物学者・エヴァンとの偶然の出会いにより、大きく揺さぶられる。カラマカテとエヴァンは過去・現在・未来が複雑に絡み合うアマゾンの深部にカヌーで漕ぎ出した。そしてカラマカテは、ゆっくりと記憶を取り戻しはじめる・・・。

みどころ

開始から数分で、モノクロの神話的な世界観に目を奪われる。34歳のコロンビア人監督は、20世紀はじめアマゾンに足を踏み入れた白人探険家による日記をもとに、先住民の視点で物語を紡ぎ、加速度的に失われている彼らの文明を、アマゾンの“記憶”として強烈にスクリーンに焼き付けた。西洋的な概念を超えた、ジャングルのように交錯する2つの時間軸に身を任せ、新たな映像体験に抱かれる2015年カンヌ監督週間最高賞受賞作品。

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監督:チロ・ゲーラ

1981年、コロンビア生まれ。コロンビア国立大学で映画・テレビ製作を学び、21歳で手掛けた短編で4つの賞を受賞したのち、初の長編作品『The Wandering Shadows』を発表し、サン・セバスチャン映画祭など9つの映画祭で受賞。トライベッカ、ロカルノ、ソウルなど60以上の映画祭に選出された。長編2作目『The Wind Journeys』は2009年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品を果たし、17の国で配給、トロント、ロッテルダムなどを含む90以上の映画祭で上映されたほか、カンヌの他部門、サンタバーバラ・マラガなど6つの映画祭で受賞。最近では、国内の批評家による、最も重要なコロンビア映画トップ10にも選出された。『大河の抱擁』を含むこれまでの長編3作はいずれも、アカデミー賞外国語映画賞コロンビア代表に選ばれているという、コロンビアの若き俊英。