日本初上映
『フェンサー』
THE FENCER
― 子どもたちが教えてくれた生きる意味― 後に伝説的コーチとなる男が命をかけたものとは ―

『フェンサー』

監 督:クラウス・ハロ

出 演:マート・アヴァンディ、 ウルスラ・ラタセップ、レムビト・ウルフサク


制作国:ドイツ・エストニア・フィンランド

制作年:2015

時 間:98min

海外配給 :THE LITTLE FILM COMPANY

あらすじ

1950年代初期のエストニア。若きフェンサー、エンデル・ネリスは、スターリンの秘密警察から身を隠し田舎町の駅舎に降り立った。田舎の小さな町で教師の仕事をみつけ、放課後に子どもたちにフェンシングを教えることになる。子どもたちのほとんどはソ連の占領による孤児で、熱心に指導するエンデルを父親のように慕った。あるとき、エンデルは子どもたちからレニングラードで行われる全国トーナメントに出場したいと告げられる。しかし校長がエンデルについて密かに調査を進めており、秘密警察の手はすぐ背後まで迫っていた。自分の身の危険を冒し大会へ向かうか、それとも子供たちに夢をあきらめさせるか。エンデルが選んだものとは・・・

みどころ

実在するエストニアの伝説的なコーチであり、多くの世界的フェンサーを輩出した名門チームの設立者として知られるエンデル・ネリスの人生を描いた物語。占領下に置かれた小国という限られた自由の中で、フェンシングは彼らの“自己表現”の手段となった。エンデルは子どもたちの人生にかけがえのないものを与え、生きる力を育んだ。またエンデルも、自分を必要とする子どもたちの存在によって生きる意味を見つけたのだった。フィンランドを代表する監督の一人であるクラウス・ハロ監督による、深い思いやりに溢れた作品は、観終わったときに温かな涙を流してしまうこと必至の佳作。2016年アカデミー外国語映画賞フィンランド代表選出作品。

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監督:クラウス・ハロ

ヘルシンキ芸術デザイン大学を卒業後、フィンランドとスウェーデンを拠点に活躍。子どもや若者の世界をとらえた作品を中心に製作。『Nattflykt』(00)でベルリン国際映画祭短編部門特別賞を受賞。1950年代のスウェーデンを舞台にした『As If I Didn't Exist』(03)では同映画祭子ども映画部門クリスタル・ベア賞などを受賞。 本作『フェンサー』のほか、『Mother of Mine』(05)と『ヤコブへの手紙』(09)は、アカデミー賞外国語映画部門フィンランド代表に選出されている。今まで国内外で大小60以上の賞を獲得し、批評家と観客の双方から評価が高い、フィンランドを代表する監督の一人。『フェンサー』は5作目の長編映画となる。

予告編