11月7日(土)、京都文化博物館別館ホールにおいて、第7回京都ヒストリカ国際映画祭企業連携企画『青木美沙子と旅するマリー・アントワネットの世界』が開催されました。

立命館大学映像学部と連携し、「歴史×カワイイ」をコンセプトに企画された本イベント。会場には年齢を問わず多くの方が来場され、中には可愛らしい服装でお越しの方も。別館ホールで開催されたこともあり、いつものヒストリカとは一味違った雰囲気で始まりました。

イベント前半にロリィタモデルの青木美沙子さんによるトークショー、後半に映画『マリー・アントワネット』が上映されました。前半のトークショーでは、青木さんはピンクの可愛らしいロリィタ服でご登壇。司会の学生との対談形式で、マリー・アントワネットの世界観や今に通じる「カワイイ」について、ロリィタさんの目線からお答えいただきました。
その一部をご紹介します。

◇『マリー・アントワネット』とロリィタ
司会:今回青木さんをお呼びしたのはご自身のブログにて、この映画をご覧になって「また観たいな」と書かれていたことからなのですが、『マリー・アントワネット』の見どころとは?

青木さん:そうですね。ロリィタファッションの方も今日たくさんいらっしゃってると思うんですけど、マリー・アントワネットが着ているお洋服だったりお茶会のシーンとか、あとマカロンの、スイーツとか。すごく映像美が美しいので、そういうところをこういう大きな、大画面で観れたらすごくいいなと思っていますね。

司会:マリー・アントワネットといえばお茶会のシーンも印象的だと思うのですが、ロリィタさんの世界にもお茶会があるとか?

青木:そうですね、私も日本だけではなくて世界中でお茶会をやっていて。このマリー・アントワネットの世界に出てくる、監修している「ラデュレ」っていうマカロンのお店があるんですけど、日本にも、カフェがあってそこでお茶会を開催したこともあったりして。やっぱりロリィタさんはすごく(マリー・アントワネットは)憧れる女性だと思います

MC:ロリィタさんのお茶会と似ている部分もありますよね

青木:そうですね。あの華やかなお洋服とかかわいいスイーツは似ているところが多くあると思います。

司会:『マリー・アントワネット』をロリィタさんの目線からみるといかがですか?

青木さん:ロリィタファッションはロココ調のお洋服を日本風にアレンジした日本発祥のファッションなんですけど、やっぱりあのマリー・アントワネットの世界観をすごく参考にしてて。日本人がアレンジした日本発祥のファッションなので、すごく精通しているなというか、憧れを持って観ていました。

司会:ロリィタファッションは日本発祥とおっしゃっていましたが、(ロリィタファッションの)日本らしいところ、というのはありますか?

青木:日本人ならではのデザインとか、すごく細かい縫製とかレースの感じとかが、やっぱり日本人らしいなというのは。はい、ロリィタファッションは魅力的なところがあると思っています。



◇マリーアントワネットと青木さん
司会:青木さんはマリー・アントワネットを一人の女性として、どう考えていらっしゃいますか?

青木さん:映画でもそうなんですけど、カリスマ性があって、オシャレでかわいくて。でも自由奔放で、みたいな。あまり自由な時代ではなかったとは思うんですけど、すごく自分を持って生きてきたっていう。すごく短い人生ではあったと思うんですけど、そういう意味ではすごく憧れる、現代でも、ロリィタファッションの方は憧れる女性が多いかなとは思います。

司会:この映画だとマリー・アントワネットの印象的なシーンや表情は?

青木さん:私はメイクや髪型がすごく印象的で!結構(雑誌の)撮影でも、マリー・アントワネットになろうみたいな企画が多くて。ウィッグを使ってこういう髪型にしたりとか、メイクも、アジア系なのでなかなか近くはなれないんですけど(笑) こう、彫りを深くしてみたり、ということはやってました。

司会:もし18世紀の世界に住んでいたとしたら?どんな生活をしてみたいですか?

青木さん:そうですね、私もマリー・アントワネットにすごく憧れているので、マリー・アントワネットと同じ宮殿に住んでみたいなと思いますね。召使でもいいので(笑) あの世界観を体験してみたいなと思います。

◇ロリィタモデルとしての青木美沙子
司会:ロリィタさんとして気を付けていること、大切にしていることはありますか?

青木さん:そうですね、ロリィタファッションはかなり目立つファッションなので結構コスプレと混同されがちなんです。一応ファッションとして確立しているものなんですけど、やっぱり目立つ部分はあるので。あまり、こう、下品な行動をとっちゃうとそれだけすごく人に注目をされてしまうので、なるべくお上品に歩いたりとか、あまりルール違反なことはしないとか、そういうことは人一倍気を付けるようにしています。あとはお洋服がすごく可愛くて華やかなので、しっかりメイクとかしたりして、なるべくお人形さんのようにコーディネートするように心がけています。

司会:青木さんにとってのロリィタファッションとは?

青木さん:私がロリィタファッションに出会ったのはKERAっていう雑誌の読者モデルになったことがきっかけだったんです、それでロリィタファッションに目覚めたんです。すごく、幼少期というか高校生くらいの頃は、コンプレックスが多くて自分に全然自身が持てなかったんですけど、ロリィタファッションを通してすごく自信が持てたりとか、世界中にも行けたり世界中のファンの方とお友達になれたりしたのでので、自分を変えてくれたファッションの一つです。

司会:青木さんの今後の展望は?

青木さん:私毎月海外のイベントに参加させていただいていて、今度は日本の裏側にあるチリに行くことになってたりですとか。結構世界中を飛び回っているんですけど、ロリィタファッションを通して、日本を好きになってもらう活動を今後も続けていきたいなと思っています。

司会:海外にはどれくらいの頻度で?

青木さん:海外はまちまちなんですけど月1ペースで。今ロリィタファッションがブームなのは中国の圏がすごくて。世界中でブームになってもらえるように、今SNSとかもはやっていて、TwitterとかFacebookで世界中の人ともつながれるので、そういうところでロリィタファッションをアピールしていけたらいいなと思っています。



トークは和やかに進み、あたたかな拍手に包まれての映画上映。いつもとは違う場所での上映ということで、別館ホールの重厚感ある雰囲気の中、『マリー・アントワネット』の世界観に浸れた方も多いのではないでしょうか。また、ゲストの青木さんも一緒に映画をご覧になられ、上映後には来場された方との写真撮影にも笑顔で応じられていたご様子。学生と連携して企画・運営された本イベント、終始和やかな空気に包まれていました。