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11月3日、京都文化博物館において、第8回京都オープニングセレモニーが開催されました。
司会にヒストリカ・ナビゲーターを務める飯星景子さんを迎え式が始まりました。
オープニングセレモニーには京都ヒストリカ国際映画祭実行委員長の阿部勉氏、山下晃正京都府副知事、アジア・フィルム・アワード・アカデミーで香港国際映画祭エグゼクティブプロデューサーのロジャー・ガルシア氏、オープニング作品として上映された『BAAHUBALI: THE BEGINNING』のプロデューサーであるショーブ・ヤーラガッダ氏、京都フィルムメーカーズラボの卒業生で『わたしが棄てたナポレオン』のジョルジア・ファリーナ監督と同フィルムラボ卒業生で『古都』のYuki Saito監督が登壇しました。

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阿部勉氏は
「京都ヒストリカ国際映画祭も8回目を迎えることができました。今年はトミー・リー・ジョーンズさん主演・監督の『ホームズマン』そしてインド映画史上最高の興行収入で大ヒットしたという『BAAHUBALI: THE BEGINNING』、この映画2本を皮切りに、今年も世界から今観ておくべき刺激的で面白い映画を歴史劇という切り口で集めて上映して参ります。8年目を迎えまして、この映画祭も少しずつ変わって参りました。この後多数のゲストの方にこの壇上に上がって頂くことになっております。それを見て頂くとこの映画祭がどのように変わってきたかというのがお分かりになると思います。」

「京都の撮影所での人材育成事業・京都フィルムメーカーズラボから始まり、ここが世界に向けて映画を発信していく、そんな場にもなってきたのかと思っています。秋の京都に来れば日本で一番面白い映画、そしてアジアで一番面白い映画、さらに世界で一番面白い映画に出会えるようなそんな映画祭にしたいなと思っております。」
と話しました。

また、今年度の試みとしてアジア・フィルム・アワード・アカデミーフィルムロードショーとの連携、そして京都ヒストリカ国際映画祭と並行して行われている京都フィルムメーカーズラボの卒業生が長編映画を持ってこの映画祭に参加するという『カムバックサーモンプロジェクト』の始動を挙げました。

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山下晃正京都府副知事から
「観て頂く方には、作っておられる方、俳優さん、音声さんなどを含めた多くのスタッフが思いを込めて作っているということを映画の画面を通して対話して頂き、さらに皆さまの心が少しでも豊かになれば、作っている方も非常に嬉しい結果になると思います。」
「8回目を迎えたわけですが、やはりこのような事業は続けないといけないのでございます。続けていくためには多くの方の応援が必要でございます。この映画祭、本当に小さな映画祭でお金を多くかけることができません。皆さまの口コミが我々にとっての頼みの綱だと思っております。」
というお言葉をいただきました。

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ロジャー・ガルシア氏は
「京都ヒストリカ国際映画祭は時代劇にフォーカスしたユニークな映画祭でございます。私どもの映画プログラムがなんらかの形でヒストリカの目指す、その分野をリードする存在となるお手伝いができましたら幸いです。」

「アカデミーは現在のアジア映画に関する通年プログラムを実施し、若手の作り手や映画振興の育成を行っています。今回このプログラムの一環としまして、京都ヒストリカ国際映画祭でアジア・フィルム・アワード・アカデミーはアジアの歴史映画で興行的に成功した作品を上映いたします。またアカデミーが実施している専門家のインターンシップや学生訪問などのプログラムが地域と世界の映画人の関係構築に寄与できたらと望んでおります。」
と述べました。

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オープニング作品として上映された『BAAHUBALI: THE BEGINNING』のショーブ・ヤーラガッダ氏は
「この場で素晴らしい観客の皆さんと出会うことができ、大変嬉しいです。京都ヒストリカ国際映画祭におきまして、今回私をお呼びいただいて、温かくお迎えいただきましたことに感謝しております。」と話しました。

京都フィルムメーカーズラボの卒業生で『私が捨てたナポレオン』のジョルジア・ファリーナ監督は
「5、6年前に学生という身分でこちらに来て修行をさせていただきましたが、その後色々ありまして、短編の歴史映画を楽しく作っていた当時から、自分で長編の映画を作るまでに成長いたしました。これまで長編作品を2作品作りまして、1作目は28歳の時に作ったダークコメディ。もう1つは去年作り上げたもので興行的にもかなり満足のいくもので、イタリア、ヨーロッパ、世界でも上映されるという運びになり大変喜んでおります。4日(金)の18時30分より上映がありますので、イタリアからのクレイジーな映画をぜひご覧になって下さい。」
と素敵な笑顔とともに挨拶をしました。

オープニングセレモニー後に上映される『古都』のYuki Saito監督も京都フィルムメーカーズラボの卒業生であり、
「7年前、京都フィルムメーカーズラボの1期生として松竹、東映のスタジオで時代劇を学びました。そこで温故知新、つまり古きものをちゃんと顧みることで、新しいものを作り出すということを学び、その打ち上げの席でいつか京都を舞台にした映画を撮りたいとそれで戻ってきたいと告げたのを覚えています。」

「その後、川端康成先生の原作で京都を舞台にした『古都』の小説と出会える機会があり、自分なりの目線で現代劇にアレンンジして今日ここ京都でお披露目ということで、世界初の上映になります。世界中幾多の映画祭があると思いますが、僕はこの京都ヒストリカ国際映画祭でこの作品を流すことに大変意義を感じておりまして、京都の人に認めてもらわないと『古都』というタイトルを背負って世界に出られないなと思っています。まずは観ていただいて、ここ京都から全国、世界へと発信できるように良いスタートになればと思っております。」
と京都ヒストリカ国際映画祭で『古都』を初お披露目できる喜びを噛みしめていました。

(ヒストリカボランティアリポーター:小野 京香)