開催概要


今年、2014年は歴史映画のヴィンテージイヤーとして振り返る年になるかもしれません。
映画祭の上映候補にリストアップされた世界の最新歴史映画は300本近くにのぼり、昨年の倍の数となりました。世界の人々が、今「歴史」を必要としているのではないでしょうか。もちろんデジタルのテクノロジーなど技術的な背景がこの本数を支えています。しかし、観客の欲望がなければ映画は成立しなかったでしょう。

経済との結びつきが強くなり、国境線が曖昧になるほど、地域や民族のアイデンティティーが求められるのは人間社会の現実です。300本の中には、自国民のナショナリズムを鼓舞するために作られたように感じる作品も少なくありません。「歴史」がさまざまな社会的文脈の中で、物語として創造されている中で、私たちが候補作品を絞った視点は、一つです。

アタマよりハートに効く、歴史エンターテイメント。

スペクタクルに、ロマンティックに魅せる没入度の高い世界観をもって、現代に突き刺さる切れ味がある質の高い映画を揃えました。世界中で各地の人々が楽しんでいる映画を、歴史の街・京都でぜひ発見してください。



名称:京都ヒストリカ国際映画祭/ Kyoto HISTORICA International Film Festival (KHIFF)

期間: 2014年12月6日~12月14日

会場:京都文化博物館、京都みなみ会館

主催:京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
(東映株式会社京都撮影所、株式会社松竹撮影所、京都府、立命館大学、京都文化博物館、株式会社東映京都スタジオ、巖本金属株式会社)

共催:KYOTO CMEX実行委員会