2013年11月30日、午前11時。

飯星景子さんによる司会で開会式が始まりました。

まずは京都ヒストリカ国際映画祭実行委員長の阿部勉さんのご挨拶。

5回目となる今回は、ヒストリカの名にふさわしい歴史映画の数々が中国・タイなど世界各国から集められ上映されます。

また、「ヒストリカ・クラシックス」と銘打った部門では、復元・修復された国内外の映画をお届けします。

そしてオープニング上映は東映京都撮影所の撮影による正月映画「利休にたずねよ」、

クロージング上映は松竹京都撮影所の撮影による、同じく正月映画「武士の献立」の大型2大映画も「ヒストリカ・スペシャル」として上映されます。

続いて、山田啓二京都府知事からのご挨拶。

実は、数年前に京都の撮影所が閉鎖されるかもしれないという話があったそうです。

撮影所というのは、現在東京と京都に2箇所あり、京都はやはり時代劇が得意で今まで沢山の作品を生み出してきました。

時代劇というものは、その国の文化であり、様々な歴史の蓄積の形でもあります。

何とかして撮影所を引きとめなければ・・と思われたそうです。

そして、京都の太秦は日本の映画発祥の地でもあります。

開会式の後に上映される『利休にたずねよ』の舞台もまさに京都であり、その文化の良さを味わってほしいとのことでした。

続いて、京都出身であり、KYOTO CMEXの応援団長でもある、お笑いコンビ、チュートリアルのお2人が登場。

なんと、徳井さんは千利休のコスプレをされています!

対照的に、福田さんは爽やかな普通のシャツ姿で登場です(笑)


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今回のヒストリカは歴史というキーワードに基づきながらも、様々なジャンルの映画が上映されます。

例えばタイのホラーコメディー『ピー・マーク』。

タイではこのホラーコメディーという形式の映画が流行っているそうです。

例として、『アタック・ナンバーハーフ』という映画を紹介されていました。

おネエのバレーボールチームの話だそうで、

それを聞いただけで観てみたくなる、強烈な引力を持っているなあ、と筆者は興味を惹かれました (笑)

他に、ホラー映画として『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』にも触れられていました。

ホラー映画は、徳井さんはお好き、福田さんはあまり・・・ということでしたが、

このダリオ・アルジェント監督は有名な「サスペリア」の監督で、ホラーの中でも、

エログロであったりと、ストレートではなくひねったシニカルな笑いを取り入れた作品のイメージがあり、

マニアックなファンの方が多くいらっしゃるそうです。

時代劇に関しては、お2人ともおばあさまと一緒に暮らしていたそうで、

水戸黄門などをおばあさまと観たり、割と馴染みがあるというお話しをされていました。

ちなみに、徳井さんのおばあさまは、煙草の吸いすぎで、22歳の時に他界されてしまったそうで・・・

会場が物悲しい笑いに包まれておりました・・・

このあと、阿部勉委員長、山田啓二京都府知事、中国映画『ジャッジ・アーチャー』の

シュ・ハオフォン監督、『利休にたずねよ』の田中光敏監督、原作者・山本兼一さん、

ヒストリカの題字を書かれた木下真理子さん、飯星景子さん、

そして、チュートリアルのお2人でフォトセッションが行われ、開会式は終了しました。

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ボランティアスタッフ さたかおる